【MTG】イクサラン:失われし洞窟のプレリリースイベントに参加してきた

こんにちは。

この記事に書く内容はざっくり以下の通りです。

・人生初のプレリリースイベントに行ってきた

・当然リミテッド(シールド戦)も初

・まあ負けた

・特に飛行持ちに頭からつつかれて負ける試合が多く、構築の難しさを感じた

・構築とはまた違った楽しみがあったので、元気があればまた行きたい

(3行目だけ前記事のコピペ)

よろしくお願いします。

プレリリースとは

まずプレリリースイベントについて話をすると、これはMTGのエキスパンション発売に先立って、「発売日はもうちょっと先だけど、店舗に集まって皆でパック剥いて、その場でデッキ組んで遊ぼうぜ」って感じのイベントです。正式発売日は11月17日(MTGArenaだともう少し早いらしい)なのですが、今回は11月10日にプレイすることができます。

プレリリースイベントの進行内容としてはざっくり以下の通りです。

・プレリリースパックを購入

・開けるとドラフトブースター6パックと20面ダイス型ライフカウンター*1とその他諸々が入っている

・パックを開けて、計90枚ぐらいの中から土地込で40枚のデッキを作る(基本土地カードはお店から借りる)

・イベント進行に従い3人とBO3で対戦する

・おしまい!

プレリリースパック開封

そんなこんなでプレリリースイベントが始まり、店舗からパックを購入して開封することになりました。

言い忘れてましたが今回お邪魔したお店は先週FNMに参加した所です。

noto08.hatenablog.com

 

パックの見た目はこんな感じでした。

ちょっと大きい弁当箱ぐらいだったかな。

20面カウンターが付いてたりと、開けるだけで新鮮でした。

プレリリースパック(中にブースターが6パック入ってる)

実はプレリリースパックを貰うまでは誰とも話さずにスマホを眺めているという陰キャ平均的なオタクムーブをかましていたのですが、ちょうど近場に年代が近そうで、席が1つ開いているグループがあったので勇気を出して声掛けしてみました。快く迎えてもらえましたし、デッキの構築もいくつかアドバイスしてもらえました。勇気出して良かった。

で、何組むよ

ブースターパックを開けて中身を全部出し、まずは多色クリーチャーを眺めてみました。

多色クリーチャーたち

パッと見で目を引くのは左列のクリーチャーですね。

2体とも赤緑で部族も恐竜なので、恐竜デッキとして組むのが良さそうです。

他の4枚も見てみましょう。

<<最初の平等者、アカル・パカル>>は壁クリーチャーかつドローと墓地肥やしをこなすシステムクリーチャーとしての活躍が期待できます。単色なのでどの色ともマッチしますが、何と組み合わせるかが難しそう。無難に落魄を活かして青黒にするのが良さそうです。

<<ベルトロメ・デル・プレシディオ>>サクリファイスで+1/+1カウンターを自身に乗せることができます。育てば強そうですが、サクり先をそういくつも用意できるのか?という不安が残ります。

<<マラメトの模範、クチル>>は自分ターン限定の呪文ロック効果と、パンプしているクリーチャーで殴ることでドローするという無視できない2つの効果を持っています。リミテッドの貴重な除去手段であるコンバットトリックを封殺できるので安心して殴れる場面が増えそう。緑白はパンプアップが得意そうなのでドロー効果も活きそうですが、まあ他のカード次第かな。この中では一番使ってみたいカードです。

<<煮えたぎる塔、アカワリ>>は落魄*2状況に応じて能力が強化されるクリーチャーで、落魄8に達すると3マナ7/7トランプルに複数ブロック不可という強烈な性能を持つようになります。流石に落魄8に達する頃には試合が終了していそうですが、落魄4であれば中盤なら十分達成できるので3マナ5/5トランプルとして運用しても十分強いでしょう。

多色だけ見た印象だと、赤緑か白緑で組むのが良さそうです。

では次にレア枠を見てみましょう。

レア枠

お、<<嘶くカルノタウルス>>がいますね。6マナと少し重いですが、赤で7/6のトランプル持ち。

発見5*3ということで、うまく行けば5マナ以下の呪文を踏み倒すことができます。3マナと自身を捨てて3点火力を放つこともできるし意外と器用そう。

緑の2カードはどちらも最終的にはマナを増やす効果を持っており、出力先さえ用意できれば強そうです。

どちらも赤緑恐竜の強化パーツと言えるでしょう。

<<勇敢な旅人、ケラン>>は攻撃時にデッキトップを公開し、それが3マナ以下のクリーチャーであれば手札に加える能力を持っています。条件が厳しいですが白緑の引き次第では効果が期待できるかもしれません。

余談ですが、ケランは出来事面を持つクリーチャーです。出来事ギミックはエルドレインのものなのになぜ?と見た当初は思いましたが、ケラン自身がそもそもエルドレイン次元の出身で、父親を探すためにイクサランの次元へ渡ってきたんだそうです。そうした設定をしれっと効果テキストに盛り込んでくるのほんとすき。

<<迷いし者の魂>>も一応見ておきますが、落魄ギミックに極振りする構築ができるのなら青黒や黒緑に入れるのがいいかと思いました。無理そう

この時点で開封してから早20分ほど経っており、まずは色を決めなければとかなり焦っていました。

本来はコモン・アンコモンの性能も見て総合的に色を決めるのが良さそうですが、多色とレアの数の多さから今回は恐竜にしようと決めました。

マナカーブキツくない?

さて、赤緑恐竜ということで入れられそうな赤緑のクリーチャーを見ていましたが、恐竜ってマナコストの重たいものが多いんですよね。

まぁ恐竜自体がファッティの象徴みたいな存在ですし、ある程度のマナ対策は必要そうです。幸いマナクリーチャーやマナブースト用のカードを何枚か引けていたのでそちらを投入。

結果的に、構築指標でよくあるマナカーブよりもかなり重たい構築となってしまいました。

とはいえマナ関係は動きやすいようにできたので、テンポ良くマナを伸ばして大型恐竜につなげるのも難しくなさそうです。リミテッドでは確定除去は少ないですし、大型恐竜の除去をされる前に押し切ることもできなくはなさそう。

そんなわけで今回のデッキコンセプトは、

・マナを伸ばしてデカい恐竜出す!

・早期に殴りかかる!

・粉砕!

で行きます。

結果は

まあまあ負けました。

BO3の3回戦、結果は0-2、1-2、0-2でした。

2回目に1セットだけ取れましたが、お相手の戦闘フェイズ中の行動が甘かった所を運良く拾えたという感じで、基本的には恐竜のデカさを活かしきれない点が多かったです。

ふわっと敗因分析

負けが多かった理由は3つ挙げられます。

・殴り方が下手

殴り方が下手というのは誰かに言われたわけでもないのですが、盤面が膠着してきた頃にどう手を出していいかわからず、時間も押してるところで「考えて時間を使うのなら攻撃はせずターンを渡し、機会をうかがそう」という思考に何度か陥っていたのが理由です。冷静に盤面を把握していれば盤面アドバンテージはもっと取れていたように思います。経験の違いが大きそうです。

・マナ関係の呪文が多すぎて除去がおろそか

これは本当に実感しました。飛行すら落とせないので頭上から絆魂持ち飛行がぺちぺちつついてきて、気づいたらライフが10対30みたいになってることもありました。

一応クリーチャーやアーティファクトの中にn点火力を飛ばせるものの採用はしていたのですが、そう上手くは引き込めないことが多かったです。

今回のBO3はデッキに入れていないカードは全てサイドボード扱いなので本来は適宜差し替えを行うべきだったのですが、カード内容を把握しきれていなかったのと時間が押していたのもあり、あまりサイドを眺める時間もないまま差し替えずに連戦してしまうことも多かったです。余裕があればサイドボード候補もまとめて一箇所に置いておけば良かったですね。

・土地やアーティファクトの起動型能力を忘れる

もうすーぐ忘れてました。ここで起動してれば変わったかもなぁということが3つ4つじゃ済まされないぐらいありました。

相手と自分のマナ残量はちゃんと見る、自分の余ったマナで取りうるアクションは把握しておく、辺りは身に染みてわかりました。

とはいえ面白かった

まあでも、なんだかんだでデカい恐竜だしてどうだ怖いだろうって圧をかけるのは楽しかったです。横並びが発生しやすい関係上戦闘フェイズの殴り方が難しく、対戦相手と2人してうんうん唸っていることが多かったのも印象的でした。

発見メカニズムが面白かった

発見はいくつかの恐竜や洞窟が持っていたので何度か使いましたが、不確定要素が絡むとはいえ必ず何かをタダ出しできるのはワクワクする要素だなと感じました。

カードゲーマーでコスト踏み倒しが嫌いな人なんていませんからね。

一度発見で[X][緑]のカードがめくれて、横で観戦してた方に「X点系って発見で踏み倒す場合はX=0なんだよね……」と告げられ、悲しい気持ちになりました。いま発見5だったんだから、x=4換算でいいじゃん……!発見とXマナは相性が悪い、覚えました。

えらかったカードたち

雑に使っててえらかったカードを紹介します。

カルノっち

トランプル持ち7/6で登場時に発見5を行います。

とりあえず発見で何かしら踏み倒すことで幸せになれたので好きです。

攻撃するときも発見できたら嬉しかったかも。流石に言い過ぎか。

 

赤コモンのアーティファクト枠サイクル

表面は3マナで2点火力、その後作製をすることで裏面になり、2/0修整のできる装備品となります。

火力効率は低いですが、アーティファクトを参照する能力とのシナジーがあったり、余ったマナで行動できたりとリミテッド向けの良いカードだと感じました。

実戦では厄介な小型飛行や接死持ちを焼き、裏面をトランプル持ちに付ける場面が多かったです。

余談ですが、こうした両面カードを使うには不透明スリーブで裏を隠さなきゃならなかったり、「作製します」と宣言した後にそそくさとスリーブから抜いてひっくり返してまたスリーブに入れ直すような動作が発生したりと、紙でプレイしているならではのアナログ感がちょっと楽しかったです。紙MTG歴はまだ赤ちゃんレベルなので、箸が転がるだけで笑う期間はまだまだ続きそう。

アークナイツだったら肩に「3」って書かれてた

恐竜らしい強化版威迫のような効果を持っています。出しただけで相手が渋い顔をしていたのでそれが面白かったです。<<パラニの孵化者>>がすでに場に出ていれば速攻を持つことができるので、いきなり3ブロック要求の5点がすっ飛んでいくのはリミテッドでは結構強そう。

デッキ送りはいい文明

相手の厄介なクリーチャーを2マナでデッキ送りにできます。代わりに発見Xを実行されるので、運が悪ければ除去したクリーチャーとそう変わらないものが出てくることもあります。リミテッドだと低マナ域のクリーチャーも多いので大型に対して撃ってもそこまで悪い盤面にはならないイメージ。ボムレア対策に良いと思いました。地味にデッキ送りなので落魄対策にもなっています。

しんどかったカードたち

飛行持ちを許すな

到達持ちがおらず除去の積み方も甘かったので、飛行への対処は苦戦を強いられました。

<<大洞窟のコウモリ>>は絆魂を持ち、自身が離れるまでのあいだ相手の手札を1枚追放することができます。3マナ帯のカードに対処されるのはキツい。

<<飛翔する砂翼>>はタフネスが5もあり対処が困難。

<<骨集めのドラコサウルス>>は飛行以前にどうすりゃいいんだって感じでした。除去持ってないと積みですね。

まとめ

参加賞

というわけでプレリリースイベントでした。

デッキ作成からの最長9連戦なので、思ったより体に来るイベントでした。仕事帰りというのもあったのかな。

シールド戦は初めてだったので負け越すのもやむなしといった感じですが、色々と改善点も見つけられたので今度は1勝上げられることを目標にしようと思います。

やっぱり白緑で組んだ方が良かったかなぁ

 

 

*1:丁度ほしかった

*2:落魄Nは「墓地に土地以外のパーマネントがN枚以上あったときに追加効果を得る」というキーワード能力。ちなみに「らくはく」と読み、「らくこん」ではない[2敗]

*3:デッキトップから1枚ずつカードをめくり、マナコストが指定以下のカードがめくれた場合に唱えるか手札に選べるかできる能力のこと。発見5であればそうしてめくった呪文が5マナ以下であれば使用できる。この効果でデッキ全部飛ばしたらLO扱いになるのかな?